外から見るだけじゃダメ！？

こんにちは姫野です。
店内カウンターより、、、

先日、あるお客さんと
お店の外で話してた時に
タイヤの話になって

「自分の車は
まだタイヤの溝があるから
大丈夫ですよね？」

と聞かれたので

「タイヤの溝は
内側も確認しないと
わかりませんよ。」

と言って

そのお客さんの車の
タイヤの内側に手を入れて
触ってみたら
案の定ツルツルで
溝がありませんでした。

なので

「このまま乗ってたら
そのうち中のワイヤーが出て
危ないですよ。」

と言ったら

「えー！マジですか！？」

と驚いてましたけど

これは意外と
よくあることで
特に車高を下げてる
車に多いんですが

タイヤの溝は
外側から見るだけでなく
ハンドルを回し
のぞき込んだりして
内側も確認しないと
正確にはわからないんです。

それで
そのお客さんからは

「タイヤの組み換え
(ローテーション)をして
外側と内側を
ひっくり返したら
まだ使えるんじゃないですか？」

とも聞かれたんですけど

そのタイヤには
OUTSIDE(外側)と
INSIDE(内側)の
指定があったので

すり減ってしまった
内側を外にして
組み換えることは
できませんでした。

もちろん
この指定を無視して
組み付けたからといって
すぐにタイヤが破裂するとか
車が壊れるとかいうことは
ないんですけど

“用法・用量を
お守りください”
じゃないですが(笑)

それは基本的に
メーカーの想定していない
使い方になりますから

特に雨天や路面凍結、
高速道路の走行時など
車の挙動がおかしくなる
可能性もあるので
お薦めはできません。

ちなみにこうした
外側と内側の指定や
回転方向が決まっている
タイヤの方が高性能な
商品であることは多く
排水や直進性能が
良かったりするんですが

新車に純正で
装着されているタイヤも
ファミリーユースな車種は
高性能を求めないので
指定や回転方向の無い
いわゆるエコタイヤが
標準装着されていて

これがスポーツ走行を
想定した車種になると
燃費よりもグリップが高く
ブレーキの制動力が
上がるタイヤの方が良いので
回転方向などの指定がある
モデルが装着される
という傾向にあります。

当然、
どんなタイヤが良いのかは
あなた次第ですけど
残り溝の話でいうと
エコタイヤの方が
長持ちすることは多く

それでも
たとえ溝はあっても
サイドの部分に
ひび割れが出たり
装着から年数が
経っている場合は
早めの交換が必要で

これはタイヤメーカーの
ホームページや
カタログなどでも
アナウンスされていますが

“タイヤの寿命は
一般的に4～5年程度”

と言われていて

大体4年をこえると
タイヤのゴムの部分が
硬化を始めてしまい
グリップ力も低下し

前述の通りサイドに
ひび割れが現れるのも
そんなゴムの硬化が
原因ですから

"タイヤの表面に
ひび割れが現れたら
ゴムが硬化している
サインだから
タイヤの交換時期"

と覚えておいても
良いと思います。

なのでもしあなたも
年末年始に車で
遠出する予定があるのなら

今のうちに
タイヤの内側も確認して
必要があるなら
交換しておきましょう！

では今日のお話は以上です、
次回もよろしくお願いします。


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